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腱鞘炎にはいくつかの原因があります。最も多いのは、繰り返し手を使用することによる機械的な刺激が、腱周辺組織に加わり炎症を起こすものです。
手の伸筋腱腱鞘の第1区画の中を長母指外転筋と短母指伸筋腱が走行しています。この部分の腱鞘炎は de Quervain病、または狭窄性腱鞘炎と呼ばれています。母指基部から手関節にかけての疼痛、腫脹、圧痛があります。母指を内側に入れて手を握り手関節の尺屈を強制すると、手関節の母指側に疼痛を訴えます。
屈筋腱腱鞘炎ではMP関節(指の付け根部分の関節)の部位で腱に対する腱鞘の相対的な狭小化が起こり、指の伸展あるいは屈曲の際に弾発現象を起こすため、ばね指とも呼ばれています。
成人 … 女性で右手に多く、指別の頻度は母指、中指、環指、示指、小指の順番です。手のMP関節の疼痛を訴えます。手指のこわばりや弾発現象のみを訴える場合もあります。
小児 … 多くが1~2歳までに発症します。原因は先天性の腱鞘の狭窄あるいは腱の肥厚であるという説もありますが、明らかになっていません。母指に多く、母指IP関節(指先の関節)の伸展制限か弾発現象を訴えます。
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